古民家再生プロジェクト～大阪市城東区にて～

はじめまして、今福工務店代表の赤松宣臣です。今回ご紹介させて頂きます施工事例は、
明治時代後期から大正時代に建築されました古民家の再生（リフォーム）工事です。
大阪市城東区には、今も多くの古民家が存在し、限りなく当時の姿を守りながらお住まいになられていたり、
現代の生活様式にあった形にリフォームを行い借家や飲食店の店舗としても活用されています。

今ではナカナカお目にかかれない貴重な木材、柱や、土壁、土間や天井の造りなど、
それらを維持管理しながら活用することは、容易なことではありません、
ましてや現代様式を取り入れながらリフォームすることも、これまた容易ではありません。
しかし、無くしてしまうのは、あまりにも【惜しい】という思いから古民家再生プロジェクトが行われました。
実際に工事にあたらせて頂いた私も、屋根裏を見ては、「わぁぁぁ～！！」と驚き、
床下をのぞいては、「何だこりゃぁぁぁ～！！」と叫んでしまうような、畳の下に敷かれた新聞紙に至っては、
「はぁぁぁ～ははぁぁ～」と声にならず、しばらく見入ってしまう程です。

今回、家主様からご縁をいただき、貴重な工務体験をさせて頂いたことに、
心より感謝いたします。（実は、今回3棟の工事を請け負わさせて頂きました、）
現場で見せて頂きました、番傘や農具、当時の生活用品など、歴史博物館にあるようなお宝を
見せて頂いたことも、貴重な体験でした。
「新しいながらも懐かしい、懐かしいながらも新しい」極めて繊細で難解な取り組みではありますが、
今後の当社の建築プランニングにも活かせればと考えております。